一般の方向け

米沢の歴史を楽しむ観光のご案内

米沢市内には多くの観光スポットがございます。米沢織にゆかりのある場所を中心にご紹介いたします。

米沢の歴史を楽しむ観光のご案内

※下記の施設名をクリックすると、詳細情報が表示されます。

知っておくと違う!旅のイントロダクション

米沢織は古くから米沢市の基幹産業として発展してきました。観光の前に米沢織の歴史を知っておくと、また旅の感じ方が変わってくると思います。

米沢織の歴史

米沢織は、第9代上杉藩主 上杉治憲(鷹山)が藩財政立て直しのために行った殖産振興のひとつとして始まりました。 鷹山公がいなければ、米沢織はここまで発展しなかったかもしれません。

米沢織の歴史についてはこちら

人絹開発の歴史と米沢織

上杉鷹山公以来、養蚕や絹織物の技術を磨いてきた米沢。時代が明治から大正時代に変わる頃、新たな繊維の歴史が紡がれます。

明治45年、米沢高等工業学校(現在の山形大学た工学部)応用化学科の講師として神戸出身の秦逸三氏が赴任、ヴィスコースレーヨンの研究を始めます。
友人の久村清太氏と東工業株式会社、金子直吉氏より研究資金の援助を受け研究施設と工場を作りました。敷地は米沢市より旧上杉藩の製糸工場を買い受け、産学官の連携により本格的な研究、開発、製造が出来ることとなり、大正4年、日本初の化学繊維を作るべく、東レザー分工場米沢人造絹糸製造所が米沢市舘山の地に設立されたのでした。

苦心の末、大正6年上野で開催された東京科学博覧会にて銀賞を受賞、大正7年には帝国人造絹糸株式会社として、東工業より独立しました。

人絹(レーヨン)は当時、まだ糸としては粗悪に近い品質であり、欧州では戦争の影響もあり好調な売れ行きでしたが、国内では絹織物の品質に近づくことが出来ず、販売量も芳しくありませんでした。
そこで、帝人と米沢織が協力、昭和2年に帝人との共同研究を申し合わせ、昭和工場を設立、初代代表は後年米沢市長となる髙橋廣吉氏でした。

経糊付けや撚糸技術を用いて人絹羽二重を製造、続いて人絹に本絹を絡ませる壁糸撚りの技術を開発、ここに錦紗風の人絹縮緬、みづほ絹が誕生しました。絹織物と些少ない品質と低価格を売りに国内で好調な売り上げを記録し、プレザン錦紗、みづほ錦紗の商品名で販売されました。日本初のコマーシャルソングとも言われているのが、この商品を宣伝するために作曲されたプレザン行進曲です。歌唱は山形県出身の佐藤千夜子でした。

おすすめ!観光モデルコース

米沢織きものでEnjoy散策コース!

米沢織のきものを着て、肌で米沢織を感じながら、散策を楽しんでいただけるコースです。

米沢織きものでEnjoy散策コース!

米沢織きものでEnjoy散策コース!

米沢織きものでEnjoy散策コース!

米沢レーヨンの歴史探訪コース!

米沢は日本における化学繊維発祥の地です。ゆかりの地を巡り、その歴史を感じながら、米沢の景色を楽しんでいただけるコースです。サイクリングやドライブで楽しんでいただけます。

おすすめ!観光モデルコース

おすすめ!観光モデルコース

おすすめ!観光モデルコース

とことん米沢織満喫コース!

米沢織の歴史も感じたい!体験もしてみたい!お土産も買いたい!
・・そんな、米織好きの方には、この満喫コースがおすすめです。

とことん米沢織満喫コース!

参考スケジュール

手おり体験・紅花染め体験のご案内

染織工房わくわく舘にて、手織り体験と紅花染め体験が手軽に楽しめます。
※新型コロナウィルス感染予防のため、手織り体験は休止しております。

手おり体験

紅花染め体験

詳しい内容は、公式ホームページでご確認ください。

染織工房わくわく館のホームページはこちら

平日限定!工場見学のご案内

平日限定の工場見学

市内の会員企業の工場をご見学いただけます。ご希望の方は、希望日の10日前までに米沢繊維協議会事務局に電話またはメールフォームにてご連絡ください。
※工場の状況によって、お受けできない場合もございます。
※新型コロナウィルス感染予防のため、現在は休止しております。

平日限定の工場見学

団体のお客様へ(米沢織の歴史ガイド)

団体のお客様向けに米沢織の歴史を説明しております。ご希望の方は、事前にご連絡をお願いいたします。

米沢織の歴史ガイド

米沢繊維協議会

団体のお客様へ(米沢織の歴史ガイド)

染織工房わくわく館のホームページはこちら

米沢織ここだけの話

米沢織にまつわる、ちょっとおもしろいココだけの話を少しだけご紹介します。

意外!米沢織と歌

米沢織のPRのため、過去にコマーシャルソングや民謡を制作しています。織物産地で宣伝に歌を取り入れているところは他にはなく、かなり独創的なおもしろい取り組みと言えます。

米沢織コマーシャルソング

日本初のコマーシャルソング

昭和2~5年頃、新たに開発した新素材「人絹(レーヨン)」を使った織物「プレザン錦紗」の宣伝のために作られたコマーシャルソングです。テレビがまだなかった時代ですので、ラジオで流されていました。戦前の話ですので、当時としては、かなり画期的な宣伝方法でした。日本初のコマーシャルソングのレコードとも言われています。
昭和2年には、4万6千反の出荷量だったものが、昭和10年頃には、48万8千反にまで増加しました。宣伝効果は、かなりのものだったようです。

なお、歌っているのは、山形県天童市出身の歌手 佐藤千夜子です。日本初の女性流行歌手であり、NHKの朝の連続テレビ小説「いちばん星」(昭和52年放映)のモデルになっています。

日本初のコマーシャルソング

タイトルにカタカナを使っているのも、当時としては、先進的だったのではないかと思います。歌詞にも「女王」と書いて「クイン」と読ませるなど、新しさを感じさせるものがあります。
日本初の女性流行歌手による新しい歌ですから、当時の女性たちの目にはとても新鮮にうつったのではないでしょうか。

「プレザン」の名前の意味は、“大衆向け”

レコードのB面には、「プレザン錦紗の話」というタイトルで姉妹による短い会話劇が収録されています。登場人物は、京子と姉の二人。妹の京子が母親にプレザン錦紗を買ってもらい、その良さを姉に熱弁するというような内容です。絹に似た質感でありながら、絹より価格が安く、扱い易い織物であることを妹の京子が姉に一生懸命に説明しています。化学繊維の織物が出るまでは、織物の質で家庭の貧富がわかったとも言われていますから、庶民の受けが良かったのも納得です。
なお、会話劇のなかで、プレザンという名前の意味は、“大衆向け”ということだと説明しています。

米沢織コマーシャルソング

“上杉まつり”民謡流しで使われる「米沢新調」

昭和38年に米沢織物青年連合会がより多くの方に「米沢織」を知ってもらうため、誰でも簡単に唄って踊ることができる民謡として「米沢新調」「新花笠音頭」のレコードを制作しました。

A面に収録していた「新花笠音頭」を本命として制作しましたが、B面の「米沢新調」の方が大ヒットしました。米沢織物青年連合会は、さらなる普及のために昭和40年の上杉まつりで「米沢新調」を使ったパレードを企画しました。これが昭和46年に米沢新調パレードから米沢民謡流しに改名され、現在も米沢で毎年春に行われる“上杉まつり”の民謡流しで使われています。

上杉まつりは、春の訪れを市民で楽しむ祭りであり、米沢の礎を築いた上杉家と初代当主の上杉謙信公を敬う祭りです。上杉謙信が合戦前に必ず行ったという軍の守護神を招くための儀式「武禘式」の再現や甲冑を来て市内を練り歩く「上杉軍団行列」、戦国史上最大の死闘といわれた上杉家と武田家の「川中島合戦」の再現が行われます。毎年4月~5月のゴールデンウィークに開催しています。開幕祭は、謙信公の命日である4月29日に開催されおり、民謡流しもこの日に行われています。ぜひ現地で「米沢新調」をお聞きください!

上杉祭りの詳細はこちら

市政ニュース(米沢市所蔵)

初めて米沢市内で米沢新調のパレードが行われた時の当時の市政ニュースの映像が残っています。(映像では、昭和39年となっていますが、正式に上杉まつりで採用されたのは昭和40年です。)
※米沢市視聴覚センターの許諾のもと、掲載しています。無断複製、拡散はご遠慮ください。

米沢新調

米沢新調 振付:三喜八千代

振り付け

米沢新調

作詩家と作曲家の先生にプレゼントしていただいた曲

「米沢ブルース」は、作詩家の矢野氏と作曲家の吉田矢氏が現地視察に訪れた際にプレゼントとしていただいた曲だったため、当時はレコーディングされませんでしたが、昭和44年の米織会館新築記念としてレコード化されました。

米沢ブルース

面白い業界用語

どこの業界でも、そこでしか使わない専門用語が存在しますが、繊維業界でも、おもしろい業界用語が多く使われています。その中から、一般に馴染みのある言葉を少しだけピックアップしてご紹介します。

管を巻く

「お父さん酔っぱらって管を巻いちゃったのよ~」というように、一般的には主にお酒に酔った人がわけのわからないことや不平不満などをグチグチと繰り返すことを意味します。
この語源は織物にあると言われています。機織りで糸を紡ぐのに使われる軸のことを管(くだ)と呼び、この管にヨコ糸を巻き付ける作業工程を「管巻(くだまき)」と言います。昔は、この作業工程で管を糸車にさして巻き始めると「ぶうんぶうん」と同じ音を繰り返し鳴らし続けたと言います。
この様子が酒に酔った人がくどくど話す様に似ていることから使われるようになったと言われています。

組織

経糸と緯糸の組み合わせ、織り方のことを言います。
織物の基本となる3つの織り方 ①平織 ②綾織 ③繻子織 のことを「三原組織(さんげんそしき)」と呼びます。

経緯

「けいい」と読んでしまいそうになりますが、これは、この業界では経(たて)緯(よこ)と読みます。織物のタテ糸とヨコ糸のことを指します。
「けいい」は、もともと織物から来ている言葉だと言われています。地球儀を見るときの経緯線は、織物の糸の様そのものです。

「錦(にしき)」とは様々な色糸や金糸、銀糸を用いた美しく華やかな絹の紋織物のことを言います。
「錦を飾る」という諺は、故郷を出て成功を遂げた者が、豪華な織物で着飾って故郷に帰ることから生まれたと言われています。

ハンガー

ハンガーというと、一般的には洋服をかける器具を言いますが、この業界でいうハンガーは、ラックにかけられるタイプの大判の生地見本のことを言います。ハンガーサンプルの略。

レンタルサービス

二部式着物レンタル

二部式着物レンタル

ご予約は約1週間前までにお電話または下記メールフォームにてお願いいたします。

米沢繊維協議会

電話番号

メールフォームからのお申し込み

面白い業界用語

レンタル料金

予約について

米沢繊維協議会

電話番号

メールフォームからのお申し込み

1 織元直営ショップ「おりじん」

織元直営ショップ「おりじん」

織元直営ショップ「おりじん」では、きものや帯などの伝統的なものからストールやバッグ、小物など日常的に使えるものまで、様々な米沢織製品を取り扱っております。もちろん、全て市内の織元が製作したものです。織元直営店ならではの商品も多く取り扱っております。
店内で、無料の機織り体験も行っております(予約不要・持ち帰り不可)

● 二部式きものレンタルのご案内

「二部式きもの」は短時間で簡単に着ることができるよう開発されたきものです。気軽にきものをお試しいただけるようお手頃価格でレンタルしております。小物も一式ご用意しておりますので、ご来店いただくだけで大丈夫です。 

二部式きものレンタルの詳細はこちら 二部式きものレンタルの詳細はこちら

● 基本情報

【所在地】   山形県米沢市門東町1-1-87 米織会館1階
【営業時間】  9:30~16:30
【定休日】   4月~11月 無休、12月~3月 土日祝・年末年始
【問合せ先】  0238-23-3525

2 刺し子工房 創匠庵

刺し子とは、布地に糸で幾何学模様等の図柄を刺繍して縫いこむことで、日本で古くからある伝統手芸です。刺し子は、生地の補強や保温のために庶民の知恵として生まれました。
ここ米沢で伝えられる刺し子を施した雑巾「花ぞうきん」は、関が原合戦敗戦後、120万国から米沢30万石に減移封された上杉家とともに移り住み、半農半士の生活を余儀なくされた武士「原方衆」たちの妻が、貧しさの中で、刺し子を施すようになったことが始まりと言われています。
刺し子工房 創匠庵では、米沢で伝わる原方刺し子を今に伝えています。

● 基本情報

【所在地】   山形県米沢市門東町1-1-11
【営業時間】  10:00~17:00
【定休日】   不定休

刺し子工房 創匠庵

3 酒造資料館 東光の酒蔵

日本酒の銘柄「東光」で知られる小嶋総本店は、安土桃山時代に創業の歴史ある酒蔵で、上杉家御用酒屋でした。
東光の酒蔵は、東北最大級の酒造資料館です。館内は、まるで明治時代の酒蔵にタイムスリップしたかのような趣のある建物で、仕込み蔵は、実際に酒造りを行っていた土蔵を改修したものです。昔の酒造りの現場を見学しているような気分を味わえます。また蔵元の母屋部分は、釘一本使わぬ伝統工法で建設されています。
併設の酒販売処では東光の酒の試飲と買い物を楽しむことが出来ます。

● 基本情報

【所在地】   山形県米沢市大町二丁目 3-22(柳町上通り)
【営業時間】  9:00~16:30
【定休日】   12月31日・1月1日
        ※冬期間の1月と2月のみ、毎週火曜日を原則休館。詳細はHPにて。

刺し子工房 創匠庵

4 秦逸三の像(松が岬第2公園)

秦逸三の像(松が岬第2公園)

東工業・米沢人造絹糸製造所が設立された大正4年から100年目を記念して、平成27年に帝人・三原事業所に設置されていたものを寄贈されました。松が岬第2公園内の松岬神社横にある上杉鷹山像の間近に設置されています。
平成28年に、秦氏親族、米沢市長、帝人社長、山形大学工学部長ほか多くの関係者により、除幕式が行われています。

● 基本情報

【所在地】   山形県米沢市丸の内1丁目

刺し子工房 創匠庵

5 松岬神社

⑤ 松岬神社

松岬神社(まつがさきじんじゃ)は、明治35年に上杉神社に上杉謙信とともに祀られていた上杉鷹山を分祀するために建立されました。その後、大正12年には上杉景勝が合祀され、昭和13年には、米沢市制施行50周年を記念して、景勝の家老である直江兼続、鷹山の師である儒学者の細井平州、鷹山を支えた重臣の竹俣当綱、莅戸善政が功績を讃えて配祀されました。
米沢織は、上杉鷹山の奨励政策によって発展したことから、米沢織の関係者は鷹山公を崇敬しています。

● 基本情報

【所在地】   山形県米沢市丸の内1丁目

刺し子工房 創匠庵

6 上杉神社

上杉神社

米沢城本丸跡に建ち、「軍神」と称され戦国最強の武将とも言われた上杉謙信を祀る神社。開運招福、諸願成就、学業成就、商売繁盛などのご利益もあるとされるパワースポットです。
大正8年の米沢の大火で本殿などほとんどの建物が焼失し、現存している本殿は大正12年に再建されたものです。設計したのは、山形県米沢市の出身で、明治神宮や平安神宮の設計者としても知られている伊東忠太氏です。

● 基本情報

【所在地】   山形県米沢市丸の内1丁目

刺し子工房 創匠庵

7 上杉伯爵邸

上杉伯爵邸

明治29年に米沢城二の丸跡に上杉家14代茂憲(もちのり)伯爵邸として建てられましたが、大正8年の米沢大火で類焼し焼失しました。現在の建物は、大正14年に再建されたものです。国の登録有形文化財に登録されています。
現在、上杉伯爵邸は、食事や喫茶が楽しめる場所として親しまれています。米沢の郷土料理や米沢牛を味わうことができます。令和元年には、米織・茶寮「和庭(なごみ)」がオープンしました。「和庭」では、米沢織の二部式きものや男物きものレンタルサービスなどがあります。

● 基本情報

【所在地】   山形県米沢市丸の内1丁目3-60
【営業時間】  食事営業時間 11:00~21:00 予約優先 (14:00以降要予約)
        茶房営業時間 11:00~14:00
【定休日】   毎週水曜日

刺し子工房 創匠庵

8 米沢牛・山懐料理 吉亭

店舗は、大正年間に建てられた米沢織織元旧吉澤邸の屋敷をそのまま使用した雰囲気ある日本家屋。厳選した最高級黒毛和牛と山懐料理の味わいは絶品です。日常では味わえない贅沢な時間を過ごせること間違いなしです。

● 基本情報

【所在地】   山形県米沢市門東町1-3-46
【営業時間】  昼の席 open 11:30 ~ 15:00 close (14:00 LO)
        夜の席 open 17:00~ 21:00close (20:00 LO) ※夜の席は要予約
【定休日】   毎週水曜日 ※臨時休業日あり 要問合せ

米沢牛・山懐料理 吉亭

9 旧米沢高等工業学校本館
(現・山形大学工学部 国の重要文化財指定)

米沢牛・山懐料理 吉亭 米沢牛・山懐料理 吉亭

米沢高等工業学校は、明治43年3月、東京・大阪・京都・名古屋・熊本・仙台に続いて、全国7番目の高等工業学として開設されました。米沢高等工業学校は、「染織科」「応用化学科」「機械科」の3科体制から始まりました。
開学後まもなく講師として着任した秦逸三は、人造絹糸の独自開発を始めました。 日本有数の総合商社 鈴木商店 の金子直吉から資金援助を得て製法を研究、発展させ日本初の人造絹糸製造に成功します。
旧米沢高等工業学校本館は、開学当時の面影をそのままに残したルネサンス様式を基調とした木造2階建ての建物です。昭和48(1973)年に国の重要文化財に指定されました。建物内には、米沢工業技術資料展示室があり、本校で行われていた研究や教育 の現場で実際に使用された資料等が展示されています。秦逸三教授記念室では、日本初の人造絹糸を作り上げた基礎研究期の遺品(ビスコース繊維、ガラス製紡糸ノズル)などの資料が展示されています。

● 基本情報

【所在地】   山形県米沢市城南4丁目3-16
【営業時間】  開館時間 平日11:00~16:00
【定休日】   要問合せ

旧米沢高等工業学校本館

旧米沢高等工業学校本館

10 林泉寺

米沢藩上杉氏の菩提寺である曹洞宗の寺院で、直江兼続の菩提寺でもある。山号は春日山(かすがさん)。上杉家の奥方や支侯家、多くの家臣たちの墓所があります。

● 基本情報

【所在地】   山形県米沢市林泉寺1-2-3
【営業時間】  9:00~17:00
【定休日】   毎週水曜日 その他 要問合せ

➉林泉寺

11 白子神社

白子神社 白子神社

火産霊大神、埴山姫大神、大宣都姫大神の三神を祀り、古くから地元で信仰されている神社です。上杉家の歴代藩主も産土の神として、崇敬したお社です。第9代米沢藩主上杉治憲(鷹山)は、藩の窮乏を救うために藩政改革を決意した時、その誓詞を白子神社に納めています。鷹山の藩政改革で行われた殖産振興により、養蚕が盛んとなり、米沢織が生まれました。
社の略縁起には、その起源を次のように記されています。
この社の由来は、神のお力によって桑の林に無数の蚕が生まれ、それがたくさんの繭を作ったので桑の林やあたりの菅が、雪に覆われたように真白になった。人びとはこれを不思議な出来事として、この地を白蚕村と名付け、社を造営して蚕菅社と称して白蚕明神と号した。お堂は和銅5年(712年)建立。
白子神社は、米沢が養蚕の地として古い歴史があることを物語っています。

● 基本情報

【所在地】   山形県米沢市丸の内1丁目

➉林泉寺

12 染織工房わくわく舘

白子神社

手織り体験や紅花染め体験が気軽に楽しめます。また、ショップには様々なオリジナルの米沢織製品が並んでいます。ショップ内には、カフェも併設されていますので、ゆっくり寛ぐことができます。

● 基本情報

【所在地】   山形県米沢市御廟1-2-37
【営業時間】  9:30~16:30
【定休日】   毎週水曜日(12月~3月の冬期間は日曜日、祝日が臨時休業日となります)

染織工房わくわく館

13 上杉御廟所

上杉御廟所

米沢藩歴代藩主の墓所で、上杉謙信公の御遺骸もあります。米沢では御廟、廟所、御廟所、御霊屋(おたまや)などと呼ばれ、親しまれてきました。
昭和59年1月11日、全国の大名家墓所としては5番目に、国指定史跡として登録されています。
杉木立に囲まれ、厳かな雰囲気のある場所です。

● 基本情報

【所在地】   山形県米沢市御廟 1-5-30
【営業時間】  9:30~17:00

上杉御廟所

14 米沢製糸場・米沢人造絹糸製造所跡地
(現米沢市立第三中学校)

米沢製糸場・米沢人造絹糸製造所跡地

鷹山公の藩政以降、米沢織は藩の特産物として発展しましたが、糸の生産が小規模で生糸を移出するまでには至りませんでした。しかし、明治10年、第13第藩主 上杉斉憲公は、民生の生活向上を図るため、器械製糸技術を導入し、館山に米沢製糸場を建設。世界に誇る美しい優良生糸「羽前エキストラ」を生産する全国有数の製糸工場として発展し、明治天皇も行幸されました。しかし、明治末期には経営不振により、工場は閉鎖されます。 そして、大正4年、この工場跡地に秦逸三氏らによって東レザー分工場米沢人造絹糸製造所が設立され、日本初の人造絹糸(レーヨン)の生産に成功します。
この歴史ある土地には、現在は米沢市立第三中学校があります。学校の敷地内には、日本の化学繊維発祥の地であることを紹介するパネルがありますが、当時の建物は残っていません。御成山公園の展望台からこの跡地を見下ろすことが出来ます。

● 基本情報

【所在地】   山形県米沢市舘山二丁目4-58

米沢製糸場・米沢人造絹糸製造所跡地

15 御成山公園 人繊工業発祥の地 石碑

米沢製糸場・米沢人造絹糸製造所跡地

御成山公園(館山公園ともよばれる)は、高台に位置し、春には1000本もの桜が咲き、花見客で賑わう公園です。
展望台からは、吾妻山、東栗子山から蔵王山、北に大朝日岳など、山形県南部の主要な山々を望むことができます。
昭和46年6月に帝人創立50周年記念として、日本初の人造絹糸(レーヨン繊維)工場跡地(現・米沢市立第三中学校)を一望できる展望台の一角に「人繊工業発祥の地石碑」が建立されました。米沢が日本における化学繊維発祥の地であることを示しています。歴史に思いをはせながら、景色を楽しむことができる場所となっています。

● 基本情報

【所在地】   山形県米沢市舘山

米沢製糸場・米沢人造絹糸製造所跡地